こんな昔からあったの!? ネイルアートの歴史
古代のネイルアート
紀元前3000年から4000年頃の古代エジプト。
発見された王族のミイラから、ヘナなどの植物性の染料で爪に着色していたことが分かりました
階級の高い人ほど真紅に近い濃い色を着色していたようで、世界3大美女の1人 クレオパトラもしていたそうです。
この頃のネイルアート(爪の着色)はおしゃれというよりも呪術的な意味合いがあったようです。
また唐の時代、もう1人の世界三大美女 楊貴妃も爪を染めていたと言われています。
この楊貴妃の習慣が、平安時代に日本へ伝わりました。
当時は、鳳仙花(ほうせんか)やほおずき・紅花で着色していました。
江戸時代になると、主に遊女たちがするようになり、原料の鳳仙花や爪に着色する行為を"爪紅(つまべに)"と呼んでいました。
そして、18世紀頃、ギリシャ・ヨーロッパ時代になると上流階級の身だしなみ おしゃれとして使われるようになりました。現在のネイルアートのようなものの始まりと考えられています。
この頃に、マヌス(手)・キュア(お手入れ)という言葉が生まれ、マニキュアの語源とも言われています。
明治時代になると日本にもフランスから「磨爪術」爪磨きの技術が伝わりました。広く普及し始めたのは昭和に入ってから。
当時は、爪を着色するよりも、ピカピカい磨くことがおしゃれとされていてました。
色粉やクリームを爪に刷り込んで磨く・ツヤのでるニスを塗る女性が多かったそうです。
マニキュアの登場
現在使われているようなマニキュア(ポリッシュ)が出来たのは1923年。
アメリカで発明された車の塗装用速乾性ラッカーから応用されてできました。
その後、ネイルエナメル・ネイルラッカーと呼ばれ市販されるように。そしてネイルアーティストという職業まで誕生しました。
アメリカではネイルアートの技術が進化し、1970年代頃にハリウッドのメイクアップアーティストがスカルプチュア(人工爪)が誕生。
この頃、ようやく日本に本格的にネイル文化が入ってきました。
日本でネイルブーム到来
1980年代前半には、日本にも初のネイルサロンがOPEN。
1985年には日本ネイリスト協会(JNA)が創設されました。
1990年代になると芸能人などがネイルアートしていたことがきっかけとなって空前のネイルブームが到来。
スカルプチュアや爪に絵や柄を書くアートが本格的に人気になったのは1998年頃。
2000年になると現在ネイルサロンで主流となっているジェルネイルが誕生。
エアブラシや3Dなどの技術も加わり、多くの女性を魅了しています。
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